部下の育成・指導力アップ

管理職研修における目標の一つに、部下の育成・指導力アップが挙げられます。所属組織の実績や成果を向上させるためには、自身の能力向上はもちろん、部下の能力を向上させることが不可欠です。管理職自身で部下の育成方法について学習することは可能ですが、人材育成研修を通して他者のノウハウを学んだり、新たな育成方法について改めて考えたりすることで、効率的な育成・指導力アップが望めるでしょう。目標設定の際には、小さな目標を段階的に設定することで、自身の学習進度が掴みやすくなり、またモチベーションアップも期待できます。また研修時の目標だけでなく、研修後の現場でどのように学んだ事項を実践していくかについても目標をたてるとさらに良いでしょう。

コンプライアンスやハラスメントについての再確認

管理職の研修目標として、コンプライアンスやハラスメントについての再確認も、ビジネス界では重要視されています。近年、会社の不正や不祥事等に対する世間の目は厳しくなっており、最新の法改正やそれに対する対策、他社の不正や不祥事例について管理職が適宜把握しておく必要が高まっています。どのような行為が該当するのか、防止策は何があるのか、万一起こってしまった場合の対応策等を学ぶことが重要だといわれています。この項目は、ロールプレイや実践が行いにくいため、目標設定の一つに理解度テストの点数設定等を追加しても良いでしょう。また現場で今度は管理職自身が部下に対して研修が行えるよう、レポートやプレゼン作成を目標に追加することも効果的です。